本の概要

KINDLE出版のご案内

満を持して、KINDLEから「定年後、コンビニバイトしたくない50代のための里山年金の作り方」という本を出版してみました。KINDLE出版は、表紙が作れればワードファイルからも出版でき、こちらもびっくりするほど簡単に出版できました。

実は本作品は、僕にとって4冊目の出版となります。まだ若い頃に、アスキー社の編集長の勧めもあって、「ネットショップ構築標準ガイド」という本を出し、この本は、技術書としてはベストセラーの1万7000冊を販売した実績があります。その際に同時に「できる100ワザ ネットショップ」という本をインプレス社から刊行。1冊目が売れたので、次いでアスキー社より、「ネットショップ運営標準ガイド」という本を出しましたが、印税は覚えてません。

今回のテーマについて

一時期は商業出版も検討したのですが、今更箔付けするよりも、簡単に出版でき、さらに以後更新でもできる点からKINDLE出版を選びました。学校の宣伝も中に好き放題書くこともでき、表紙を外注して、amazonで紹介されるとそれなりによい感じになるので、久しぶりにワクワクしてしまいました。ぜひみなさんもお試しください。

さて今回のテーマは、50代のためのこれからのライフスタイル読本です。人生100年時代と言われて久しい中、65歳で定年を迎えても、あと35年の月日が残されています。その時、仕事は何をやるのか、生きがいは何かを考えた時に、もっとも良いのは、僕は農業だと確信します。また農業を通じてアクセスできる里山の資源の活用です。

なぜ農業、そして里山の資源の活用がよいのか、それはまさに再現性だと思います。もちろん、技術習得までにはある程度、時間がかかるとしても、習得後には、十分に予想の収益を上げることが可能です。さらに、収穫に必要な時間数などは、農水省がきっちり平均値を算出してくれているし、技術も公開されているため、100%再現は可能で、それほど初期投資はかからないものを選べば、十分定年後の仕事として成り立つのです。

さらに、里山の資源の活用に目をやりますと、例えば、シーズンの竹の子で、農家がいくら儲けているかをご存じでしょうか?約三カ月、早起きは必要ですが、その金額は60万に及びます。また耕作放棄地がいくらで売られているか、なんとその額10万から30万、安値で買って、再生し、農家住宅を建てる、農家レストランにするなど収益を上げる方法がたくさんあるのです。

しかし一点重要なことは、やはり早めに取り掛かることです。仕事をやめず、50代に就農し、少しずつ技術を習得しながら定年後に備えるのです。農業は周年作業でもありますし、田舎で人間関係を作るためには、やはり年月がかかります。農家資格を取得することも重要で、兼業でしかも二拠点で取得するためには戦略も必要です。

内容に関して

主に、具体的にどうすれば就農できるか、どうすれば里山の資源を活用して、月10万円程度の里山年金を作れるかを書いています。またKINDLE出版の特性を生かし、今後も学校での活動を通じて、得た知見を追加、更新していくことを考えています。

また兼業就農を通じて、どのような里山年金の種類があるかを個別具体的にまとめています。書籍の目次は記事下にまとめていますので、ご参照ください。

書籍目次

はじめに
一章 人生百年時代の到来と国に頼る愚行
人生百年時代をサバイブするには?
不測の自体は、50年あれば不測ではない
幸せに生きていくためには
二章 兼業就農から「里山年金」へ
コロナ禍で盛り上げる移住志向とその壁
農家の実情を理解すれば、勝機も見える
農家には様々な特権がある
農家住宅
新規農地取得や取引
兼業や副業の社会的必要性
節税効果
自家消費
各種補助金
倉庫建設
農家になる条件
「里山年金」という新たな収入源の概念
三章 「里山年金」とは何か?
農家になると見えてくるブルーオーシャン
「里山年金」の種類
週末野菜栽培
ジビエ活用(猪、鹿など)
空き家再生
草刈り・墓掃除・空き家管理など便利屋
タケノコ・メンマ
農家レストラン
野草販売
オリーブポット栽培
営農型太陽光(ソーラーシェアリング)
道の駅
農業用ドローン
農地キャンプ
観光農園・体験農園
ふるさと納税活用
農地再生
肉牛放牧
日本蜜蜂養蜂
農泊
インターネット通販
生活費低減
農家住宅
自家消費
倉庫利用
四章 具体的な計画
初期投資と運転資金の計画
具体的なステップと計画作り
農地の探索方法
農業委員会許可のハードル
認定新規就農者取得
兼業農家独自戦略
損益通算と節税
六章 チバニアン兼業農学校の紹介
学校の紹介
当校の特徴
就農までの道のりをワンストップで支援
無理のない移住や二拠点生活の提案
耕作放棄地解消や担い手不足などの農村問題解決
千葉の特性を生かした6次産業化と農起業
日本唯一の兼業農家コミュニティへの参加
兼業農家は独自戦略を教える
あとがき